●血のめぐりが良くなるのがポイント
美容や健康、ダイエットに効果的として、 多くのモデルや女優達も愛飲している炭酸水。
炭酸水とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ水のこと。
ヨーロッパでは古くから医療現場で用いられてきました。
炭酸ガスには血管を拡張する働きがあるため、動脈硬化や心臓病など循環器系疾患の治療に大変重用されたのです。
最近は炭酸泉というお風呂もよく見かけますが、これも血管を拡張させ体がより温まるというものです。
また、血管拡張作用は、美容やダイエットにも効果を発揮します。
血流を促して全身の代謝をよくするため、冷えやむくみの改善、便秘の解消、美肌やアンチエイジング効果も得られるのです。
体内の老廃物を一掃する炭酸水は、まさに“天然のデトックス水”。
他にも、食欲をコントロールして食べ過ぎを防いだり、水溶性食物繊維と結合して脂質や糖 質の吸収をおさえたりなど、ダイエットに役立つ働きがたくさん。
若さを保ちながらキレイに やせる炭酸パワーを、あなたも試してみませんか?
●なぜ炭酸水を飲むとやせやすくなるの?
炭酸水に溶け込んでいる炭酸ガスは、胃に入り体温によって温められると、気体となって弾けて胃を膨らませます。すると、満腹中枢が刺激され、脳は「お腹がいっぱい」と勘違いしてしまうため、食事の量が自然と減らせるというわけです。
また、炭酸で胃が膨らむと、脳は食べ物が胃に到達したと認識し、胃腸に消化を行うよう指令を出します。その結果、腸のぜん動運動も活発になり、便秘も改善。
ポッコリおなかの解消にも役立ちそうです。
●どんな人が飲むといいの?
炭酸には、血管を拡張して血のめぐりをよくする働きがあります。これは、血液中に入った炭酸ガスを、体が老廃物とみなして洗い流そうとするため。
血管を広げて新鮮な血液を一気に送り出し、血管内の老廃物もろとも押し流して、血液をサラサラにしてくれるのです。
体内循環がよくなり、体中の組織でエネルギーがたくさん使われるようになるため、代謝もアップ。
冷え性の改善はもちろん、 肌のターンオーバーもスムーズになりますね。
●どのぐらいの量を飲めばいいの?
食欲コントロールを狙うには、食前と食中に飲むのが効果的。
特に、活動量が減る夜は、食べたものが脂肪として蓄積されやすいため、夕食のごはんやお酒代わりに飲むのもオススメです。
ただし、飲み過ぎて食事自体がおろそかになるのは逆効果。必要な栄養が摂れず、代謝が落ちてしまいますので、適量を飲みましょう。
●飲むときのポイントは?
炭酸水はもとを正せば単なる水。老若男女問わず、炭酸水を飲むのに問題はありません。
ただし、商品によっては、ナトリウムが多く含まれているものもあるため、高血圧や腎臓の悪い人は、成分表示を確認して含有量の少ないものを選んで。
また硬水は、 飲み慣れていない人が飲むと下痢をする場合もあるため、いきなりがぶ飲みするのは避けましょう。
●おすすめの炭酸水は?
炭酸水には、ミネラルの含有量が少ない軟水と、含有量の多い硬水があります。
硬水のほうがダイエットに効果的とされていますが、クセがなく飲みやすいのは軟水。
いずれにしても無糖の炭酸水を毎日飲むことが重要です。
炭酸の強さや味は好みのものを選びましょう。