メタボじゃないのに生活習慣病?
第3の脂肪の本当の怖さ

メタボじゃないのに生活習慣病?<br>第3の脂肪の本当の怖さ

健康であればお金が節約に?

皆さま、糖尿は大丈夫ですか?
日本の糖尿病患者数は年々増加しているそうです。

かく言う私も今年の健康診断で空腹時血糖値が100mg/dlでした。
正常値は80mg/dl~99mg/dlなので、わずか1mg高く、このままでは生命保険の更新時に保険料が高くなるというので、もう一度検査を受け直し、無事に86mgで健康割引で月々の払い込みが2,000円ほど安くなりました。

健康であればお金の節約になる時代です。

医療費だってかからないにこしたことはないのです。

第3の脂肪「異所性脂肪」

糖尿は肥満のイメージがありますが、現在ではそれほど太っていなくても糖尿病患者が増えています。
その原因が今日お話しする糖尿病や肝臓がんなどを引き起こす「異所性脂肪」なのです。
皮下脂肪、内臓脂肪はよく聞くけれど、第3の脂肪、異所性脂肪は耳慣れないかもしれません。
本来たまるはずのない内臓や筋肉などの内部に蓄積する脂肪のことで、たまっていても腹囲は増えないのです。

皮下脂肪は皮膚と筋肉の間にたまり、手でつまむことができます。
余ったエネルギーの貯蔵庫であり、代謝しにくく、減らすのには時間がかかります。

内臓脂肪は内臓のまわりにたまり、手ではつかみにくいです。
内臓を守る役割がありますが、増えすぎると健康を害し、たまりやすいけれど減らしやすい脂肪です。

どちらも脂肪細胞という脂肪の入れ物の中に納まっています。
この入れ物がいっぱいなのにカロリー過多が続くと、入りきらない脂肪たちが内臓や組織の中に入り込みます。
これが異所性脂肪で、内臓の働きを阻害して様々な病気を引き起こします。
もっともつきやすい臓器は肝臓で、その他、すい臓や筋肉組織の中にもつきやすくなります。

中年以降は基礎代謝が落ちるので、男性は内臓脂肪が増えやすくなります。
女性も閉経後は増えやすくなります。

日本人は欧米人に比べて皮下脂肪を多くためられない体質で、皮下脂肪が少ない人でも内臓脂肪がたまりやすい傾向があります。
内臓脂肪が過剰にたまると異所性脂肪になりやすいため、日本人は元々異所性脂肪をためやすい体質といえます。

セルフチェック
こんな人は異所性脂肪がついているかも?
□40歳以上の男性、もしくは閉経後の女性
□体重は増えていないのにベルトやスカートのお腹周りがきつくなった
□お酒はあまり飲まないのに血液検査のGOT、GPTの数値が高い
GOT、GPTは肝機能が悪くなると血液中に増える酵素
□食事の時間が不規則
□筋力は衰えてきたのに体重は以前と変わらない、もしくは体脂肪率が増えた
□車移動が多く運動不足
□おいしいものを食べる機会が多い
□食後のデザートを欠かさない

1つでも当てはまると異所性脂肪がついている可能性が!
多いほど確率が高いと言えます。

異所性脂肪を減らすには

異所性脂肪を放っておくと、お酒を飲まなくても肝炎になったり、糖尿病になったりします。

しかし異所性脂肪は3つの体脂肪の中では最も落ちやすく
その順位は1.異所性脂肪、2.内臓脂肪、3.皮下脂肪となります。
早めに対処すれば、病気の進行を抑えることも可能なのです。

他の体脂肪と同じように、異所性脂肪を減らすには生活習慣の改善しかありませんが、これがなかなか難しいですよね。
継続する方法として、私はダイエットアプリの利用をお勧めします。

毎日食べたものをアプリに記録しておくとAIが摂取カロリーや栄養素を自動的に計算して、日ごと、7日間、1か月ごとのデータにしてくれます。

私はお酒を大量に飲むので酒の肴関連の摂取量が過剰、必要な栄養素はあれこれ足りないみたいなので、まだまだ及第点です。

体重や体脂肪も折れ線グラフにしてくれます。ダイエットには成功して、現在は現状維持です。

歩数アプリと連携していて、あとどのくらい運動が足りないかも教えてくれます。

私が使用しているのは「あすけん」というアプリの無料版ですが、課金するともう少し機能が増えます。
毎日事細かに入力するのがやや面倒ですが、他にも1日1回だけ記録とか、食事、運動、体重などそれぞれ特化している特長が異なる無料アプリがあるので、ご自身の目的に合わせて選ぶとよいと思います。
以前は別のものを使っていたのですが、合わなかったので変更して現在毎日記録しています。

異所性脂肪を減らすには食事の改善と運動習慣の継続のみなのです。
無理は続かないので、我慢をあまりしないように生活をカスタマイズしたいですね。

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日々の生活に取り入れやすい食生活の改善

及第点が多いものの、ダイエットには成功した私が継続していることは、市販のドレッシングなど添加物の多いものを使わない生活です。
添加物になれると舌がマヒして濃い味付けを好んだり、イライラしやすくなったりすることはよく知られています。

良質なオリーブオイルがあれば、市販のドレッシングもマーガリンもいりません。

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有機栽培で育てた樹齢数百年を越える木から収穫し、12時間以内に圧搾したエキストラバージンオリーブオイル。

爽やかな青々しい香りでフルーツのようです。
数々のオリーブオイルコンテストで受賞したのも納得の味。
風味を味わうには火を通さずに使うのがお勧めです。

そのままパンにつけてもおいしいし、塩や醬油、塩麹など塩味のあるものと、レモン汁やお酢と混ぜれば魚介のカルパッチョにも使えるし、野菜がモリモリ食べられるおいしいドレッシングにもなります。
お刺身が余った時、オリーブオイル、卵黄、にんにく、醤油でつけたものを翌日漬け丼にしたりしています。
とにかくおいしいものを我慢したくないので、できるところからちょっとずつ習慣を変えるのが良いと思います。

おいしくて、健康的な生活に!!
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