思い起こせば去年の1月、自分史上最高に太った自分を戒めようと一念発起してダイエットに取り組み、1年と5か月が経過しました。
一時期は12kgも減ったのに結局リバウンドして現在のところは最大期から8~9kg減のところをウロウロしています。
本当はあと5kg痩せたい…。
食べ飲み過ぎた日は1日で3kg増なんてザラ。
自宅待機でランニングの走距離が毎日10kmまで伸びたのに全然痩せなくなった!
そんな自分にカツを入れるためにも、もう一度ダイエットの疑問を見直してみることにしました。
●太りやすい体質は遺伝?
現在日本では3種類の肥満遺伝子を爪、毛髪、口の粘膜等で簡単に調べることができるそうです。
肥満に関する遺伝子は約60種類ほどあると言われ、両親が肥満の場合本人も肥満の確率は80%。
両親が肥満でない場合、本人が肥満になる確率は10%だとのこと。
遺伝子で太りやすい体質の人は生活習慣に注意が必要です。
●睡眠不足で肥満になる?
これは本当です。
睡眠不足になると食欲を増進する「グレリン」というホルモンが増えて、食欲を抑える「レプチン」というホルモンが減ります。
不眠や睡眠不足が続くと食欲が高まり空腹感を強く感じやすくなるのでいつもより沢山食べてしまったり、夜更かしして夜食を食べたりと十分太る理由になるのです。
●飲み食べ過ぎてしまったら?
暴飲暴食は快感なのです。
それを思い出してしまうと、つい快感に溺れがちになるので前日に食べた過ぎた分は早めに燃焼するように運動を行い、食事もいつもより厳しくセーブしましょう。
「1日怠けたら翌日は頑張る」
何だかすべてのことに言えそうです。
●リバウンドで太ってしまうのはなぜ?
カロリーを制限すれば、体重、内臓脂肪、皮下脂肪も減りますが、筋肉も減ってしまいます。
エネルギーを大量消費してくれる筋肉が減ってしまうと体は省エネモードになり、代謝が落ちてエネルギーをため込もうとダイエット前より太りやすい体になります。
リバウンドしたときは以前よりも脂肪がつきやすくなっているのでダイエット中には筋肉量を減らさないことが重要です。
●基礎代謝とダイエットの関係って?
生物学的には筋肉細胞は脂肪細胞に変化する訳ではありません。
しかし運動しなければ筋肉が減り、代謝が落ちます。
結果として体脂肪が増えて太る場合が多くなります。
基礎代謝は体重よりも筋肉量に影響を受けます。
筋肉が増えれば基礎代謝も増えます。
体重が減っても筋肉が減り、体脂肪が増えれば基礎代謝は落ちます。
筋肉量が少ないと基礎代謝が上がらないので痩せにくくなります。
●お腹ポッコリを解消するには?
お腹ポッコリには腹筋を鍛えようと思いがちですが、それ以上にインナーマッスルの大腰筋を鍛えるのがポイントだそうです。
大腰筋を鍛えるには大股歩き、腿上げ、気を付けの姿勢などがおすすめとのこと。
大股で歩いたり、階段を一段抜かしで上がったりすると腿上げ運動と同じ効果があります。
また特別な運動をしなくても椅子に深く腰掛けてお腹を引っ込めて会議に出席する、立っているときは「気を付け」の姿勢をキープするなどでも良いとのことなので、かく言う私も通勤の時は電車で「気を付け」の姿勢、今は原稿を書きながらお腹に力を入れている次第です。
●補正下着でダイエットはできる?
食欲とは下着が苦しいくらいで収まるような生ぬるい欲求ではありません。
補正下着は細くは見せてくれますが、根本的な解決にはなりません。
「この下着に頼ればお腹が隠せる」という安易な方向に流れがちなので注意も必要です。
最近走っても痩せなくなったのは、カロリー制限と有酸素運動で筋肉量が減ったのだと自覚しました。
とは言え、ダイエットの基本は「食べたカロリーよりも多くのエネルギーを消費すれば痩せる」ということには変わりないので、更なる食事の見直しと筋トレは必須ですね。
1日怠けたら明日から頑張るくらいのユルさでいいのです。
口先だけでなく実行するならば…。
もうすぐ夏ですね。
薄着の季節の前には、ダイエットを決意する人が増加します。
一緒に頑張りましょう!!
ライター:佐藤 敬子