マスク着用でお肌が!スキンケアを見直してみませんか?

マスク着用でお肌が!スキンケアを見直してみませんか?

●美肌までの道

コスメフリークという言葉が一般的になり、多くの女性が整理しきれないほどの無数の情報と、棚に収めきれないほどの美容アイテムを所有しています。
なのに「美肌」と呼ばれる領域にいまひとつ近づけないのはなぜでしょう?

美肌を保つために肝心なのは、まず自分の肌を知ることです。
「実際には肌が乾いているのにTゾーンが脂っぽい」から、または「若い頃オイリー肌だったから今もオイリー肌」だと思い込んでいるのは自分の肌タイプが見極められていない典型例です。
そしてエイジングが気になるとつい、「スゴイ効き目のありそうなスペシャルケア」に走ってしまいがちです。

最近ずっとマスクを着けていて、肌トラブルが気になる今日この頃。
肌の不調が気になったとき、本来見直すべきは洗顔、化粧水、乳液といった日常的なケアなのです。

●自分の肌を知り、「肌の主食」を見直してみよう

自分の肌タイプを判定するには洗顔5分後に手で肌を触ってスライドさせた時の感触で判断します。

吸い付く=普通
するっと動く=乾いている
ザラザラする、紙に触ったときのようなかすれた音がする=極度の乾燥
ベトッとする=脂っぽい

という違いで大まかにタイプを知ることができます。

また、肌色を見て、全体にくすみがないか、ポイントでシミができていないかを確認します。
更に笑った時にできるシワが真顔になっても残っている場合はハリがなくなっているといえます。

肌の不調を感じたら、今使っているクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液などの「肌の主食」を見直してみましょう。

●自分の「感覚」を信頼してスキンケアを

スキンケア商品を選ぶとき、最初は好きか嫌いかで選んで大丈夫です。
肌につけた時の感触、使い勝手、香り、翌朝の肌状態などをチェックします。
自分が「好き」と感じられ、楽しんで使えるものは「合う」ことが多いです。

洗顔して肌が突っ張る、ゴワゴワするといったマイナスがなければ継続して使ってみましょう。
またメイク後30分の間にべたつきやテカリがあれば、油分の与えすぎです。
ファンデーションがカサついたり粉を吹いたり、毛穴の部分だけファンデーションが落ちる場合はケアが合っていないと考えられます。

高級化粧品を使っていても肌タイプに合っていなければ肌にとってマイナスとなることもあります。
また「クチコミがいいから」「この成分が効くから」と聞いても自分が楽しくなければ続きません。
化粧品にお金をかけライン使いする人は、義務というよりもそのスキンケアが楽しいから続けているのです。
自分が毎日気持ちよく使えるスキンケアであればブランドやアイテム数にこだわる必要もありません。

自分の「感覚」や「直感」は実はとても正確なのです。
自分では無意識だと思っていても、これまでの経験による精密な分析の結果が、自分の中から沸き起こるものが「感覚」です。
「感覚」を信頼して楽しくスキンケアをしましょう。

●情報過多。でもスキンケアの基本は不変

雑誌やウェブサイトには様々な情報があふれていて正直混乱しますが、どこでもうたわれていること、それはつまり、清潔、保湿、紫外線対策の三つです。

洗顔料は本当に肌を変えることのできるアイテムなので、肌に残らないからとケチるのは間違いです。

保湿=水分補給ではなく油分補給ということは最近一般的になってきました。
角層を潤わせるのは化粧水と乳液、潤いを逃さないためにはクリームなどで十分な油分を与えると潤いと皮脂バランスが取れた肌になります。

脂っぽいなと思ったら、顔の上にティッシュを当て、こすらないように抑えて油分を取ってあげましょう。摩擦は美肌の大敵です。

肌の色を決めるメラノサイトは紫外線や摩擦などの影響で活性化し、メラニンをたくさん産出します。
メラニンは通常は新陳代謝によって垢となり排出されますが、加齢に伴い、新陳代謝が鈍るとメラニンの生産量が排出量を上回ることで角質層に溜まり、シミになります。

加齢した肌と若い肌では同じだけ紫外線を浴びてもメラノサイトを活性化するADMという因子の出方が異なるため、若い頃は浴びても大丈夫だった紫外線も加齢によってシミになりやすくなります。
若い頃から気にせず日焼けしてきた人は、今からでも徹底したUVカットと美白ケアの徹底、内側から食生活やサプリメントなどで補助していくことも必要となります。

●のんびり気長に、楽しんでエイジングに向かい合う

年齢によるシワやシミなど肌のトラブルを数え上げたらきりがなく、気持ちも落ち込みます。
しかしほんの少し手間をかけてあげるだけでもきちんと答えてくれるのが大人の肌
皮膚科で処方された美白剤を使い始めて4か月、かえってシミが濃くなったと凹んでいたら「以前より肌が綺麗になった」と言われることが増えました。
どうもシミの周囲の肌が先に透明度が増して、シミが濃くなったように見えるようです。
そういえば、小じわが気にならなくなったかも。

反応がいいということは、方向を間違えた時にしっぺ返しも大きいということ。
寝不足や心境の変化、日々の生活へのやる気あり・なしも、全部肌の印象に表れてしまうということです。

一般にシミに対する美白ケアは手ごたえがありますが、たるみは一瞬ハリ感が出たり、引き上げて見せる効果はあっても根本的な解決は難しいもの。
スキンケアに過剰な期待は禁物なのです。
そんなにすぐに結果は出ないのだから、のんびり気長に腰を据えてやっていきましょう。

スペシャルケアとしておすすめなのがマッサージです。
肌の健康状態を司るのは血液とリンパ
マッサージで血液とリンパの巡りを良くすればエイジングへの抵抗力がアップします。
Youtubeなどでマッサージの動画がたくさんあって、二重あごのマッサージなどはほんの数分で左右の違い、効果が目に見えるものがあり、一緒にやると楽しいですよ。
ステイホームで、おうち時間が長い今、スキンケアを見直してみてはいかがでしょう。

ライター:佐藤 敬子

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