●びっくりするほどたくさん入ってる!あらゆる栄養素の宝庫
美容や健康に役立つといわれているプラセンタですが、まだまだ未知の部分が多く、各所で研究が進められています。
現在知れ渡っているプラセンタの成分を挙げてみると、プラセンタは主にたんぱく質・脂質・糖質で構成されています。
中でも、たんぱく質のもとであるアミノ酸は、体の細胞をつくる働きがあって、生命の源となる重要な栄養素です。
アミノ酸だけでも、プラセンタには、グリシン、アラニン、アルギニン、ロイシン、リシン、バリン、スレオニン、イソロイシンなど11種類のアミノ酸が含まれているとされています。
その他には、ビタミンB1・B2・B6・B12・C・D・E、ナイアシン、ミネラル、・酵素、核酸など、体の働きを活性化させる働きをする成分も含まれているそう。
これらのうち、ビタミンC・Eはご存知の通り、活性酵素を抑制する抗酸化作用をはじめ、老化防止や免疫力維持にも欠かせない栄養素として知られています。
その他にも、カルシウム、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄など、体内機能の調整作用が期待されるミネラル類も含まれています。
これらは微量要素ですが血液や体液の調整に役立ちます。
さすが、胎児を育てる胎盤。。。かなりいろいろな成分が含まれているんですね。
でもまだまだ序の口です。
●まだまだあるんです。プラセンタに含まれているモノ
その他には酵素もあります。免疫力に消化酵素。血液や皮膚をつくる代謝酵素。 さらに核酸がありますDNAデオキシリボ核酸・RNAリボ核酸は、遺伝子の修復や新陳代謝を促します。
上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子、インシュリン様成長因子、インターロイキンです。
皮膚細胞を活性化することで、髪の毛や肌の悩みを解決したり、体内の臓器の細胞増殖を向上させて、健康を維持する働きがあります。
そう考えると、プラセンタって、ものすごい栄養素の凝縮なんですね。
生命の根源である、母体内で赤ちゃんがつくられる栄養素がありますから、その効能は大いに期待されて、健康維持に使われています。
胎盤栄養素の働きは驚異的です。
●これからの研究にさらなる期待
そのプラセンタを頻繁に注射などで体内に取り入れるとどうなのでしょうか。
一般財団法人 日本胎盤臨床医学会によると、プラセンタ注射には、アミノ酸、核酸、塩基、ミネラルなどが、含まれていることは分かっていますが、現時点では有効成分としての特定の物質は同定されていないそうです。
今のところ、分かっている成分と未知の成分が複合的に作用して色々な効果があるのではないか?と考えられています。
一方、2017年10月には、東京工科大学、応用生物学部の研究グループが、化粧品原料に使われる「ブタプラセンタエキス」の活性メカニズムの解明につながる成分の存在を発見したという報道がありました。
この研究により、組換えタンパク質として生産されている天然型FGF医薬品は、皮膚潰瘍や粘膜炎の治療、再生医療や美容皮膚科などの分野でその有効性が実証されています。
化粧品原料としてのプラセンタエキスの有効性も、その一部はFGF活性によるものである可能性も発表されました。
プラセンタエキスの新規活性成分が明らかになったことで、新たな機能性化粧品の登場が期待されます。
まだまだプラセンタは奥が深そうですね。古来から多くの人々に愛用されてきたプラセンタ。
その全容が明らかになり、もっと美と健康に役立つ日が待ち遠しいですね。