“老ける人” “老けない人”の違いは「気持ち」!?

“老ける人” “老けない人”の違いは「気持ち」!?

老けないための8つの大切なキーワード

歳を重ねることで精神面は充実する傾向が強いといわれます。

とはいえ、体力的に衰えてくるし、顔のシワやたるみも気になったり…。

歳をとることの肉体的変化は特に女性にとっては深刻な悩み。
心の持ち方や自分の態度によっては、精神的にどんどん老け込むネガティブな生き方になってしまうことも。

ポジティブな精神状態で人生を楽しめば、美しさや若々しさもあとから自然についてくるはず!
前向きな人生のために欠かせない8つのキーワードを解説します。

1.自信

経験から得た自信を大切に

これまでの仕事や家事の切り盛り、育児などで積み上げてきた経験や結果だけでなく、時には失敗してそれをなんとか乗り越えた経験も大切な財産。
さまざまな経験は、ポジティブな生き方の要因である自分の存在価値意識をしっかりと下支えしてくれるとても重要なファクターです。

また家庭内や仕事の人間関係だけでなく、ご近所づきあいや子ども繋がりのネットワーク、ボランティア、趣味での関係など、広く深い人間関係を築いたという経験は特に女性にとって大きな自信となります。

2.達観

欠点も含め、ありのままの自分を受け入れる

欠点や長所も含め、ありのままの自分を受け入れることができる人ほど自尊感情(自己肯定感)を持って積極的に生きているし、周囲への理解力も高いといわれています。

ありのままの自分を受け入れることができるようになった理由としては、
女性は歳を重ねるうちに
「自分を必要以上に飾っても仕方がないと悟った」
「無理せず今のままの自分で生きることが、結局は精神的に楽に生きられることがわかったから」
など、「達観・悟り」に分類される理由を挙げる人が多いそうです。

男性の場合は、似たような悟りでも「性格は変えられないから仕方がない」などの多少ネガディブな「諦感」である傾向があるそうです。

3.課題

小さな目標を設定して達成感を味わおう

人生の意味や目的意識がはっきりしている人ほど、前向きな生き方をしている傾向が強いそう。

人生の意味や目的、といっても壮大で哲学的なものをいっているわけではなく、その人なりのささやかなものでOK。
仕事や趣味、生活の上での小さな課題を毎日積極的に見つけて、それを達成した時の成功した喜びを味わい、さらなる成長を目指すためにまた課題を楽しみながら設定する、というような姿勢がポジティブな生き方に好影響を与えます。

4.人間関係

コミュ力の高い人ほど前向き傾向

自分を受け入れてくれる周囲の存在は、自分の存在価値や自己肯定感を増し、前向きな生き方の支えとなります。

女性は歳を重ねるにつれ、「他の人から受け入れられる喜び」「周囲への感謝、安らぎ感」を持つ傾向が強くなりますが、逆に70代以上の男性になると「孤独感、疎外感」を持つ傾向に。

家庭内や職場だけでなく、高いコミュニケーション能力で広いネットワークを築き、友だちや仲間をたくさん作ってきた女性と、元々の人間関係が家庭内や職場のみと狭く、その関係すら退職後には失いがちな男性。
これこそ、中年期以降に女性が男性以上にポジティブな生き方傾向が強まる要因かもしれません。

5.認知

ストレスの有無よりも「受け止め方」

「ストレスのない人ほど若々しくいられる」「多少のストレスは必要」など、いろいろな意見がありますが、問題はストレス自体ではなく、それをどう受け止めるかという「認知」の方が重要です。

認知のゆがみから、小さな出来事も重大なネガティブ案件と捉えてしまう人はくよくよ悩んでしまい、前向きに考えられません。
たとえ悩み自体が解決しても、心の中では未消化のままでストレスがメンタル面や肉体面に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

健全で前向きな認知ができれば、同じストレスでも刺激のある「課題」の一つとなり、前向きな生き方の良い糧になります。

6.睡眠

若々しさには質の良い睡眠が必須

よく眠ることは肉体面だけでなく、精神面を健康に保つ上でとても重要な要素の一つです。
睡眠不足は免疫力を低下させてしまい、肉体の健康を損なうだけでなく、メンタル的にも過敏になったりイライラしたり、ネガティブになったり…、良い影響は一つもありません。

たっぷり質の良い睡眠が取れれば、積極性や行動力も増し、周りの人たちとも積極的に関わりたいと思うし、日々頑張る気力も湧くというもの。
「寝る子は育つし、寝る大人は心が育つ」と言ってもいいかもしれませんね。

7.後悔と行動

したことへの後悔よりしなかった後悔が強い

人生に対する後悔や反省の内容を、「行動した結果に対する後悔」と「しなかったことに対する後悔」に分類すると、すべての年代において「行動しなかったことに対する後悔」の割合が高いそうです。

ボジティブに生きていこうと思うなら、後で「やっておけばよかった!」と悔やむのではなく、まずは失敗を恐れずにやってみる、という態度が重要かもしれませんね。

たとえ行動した結果、失敗してしまっても、失敗を乗り越えた経験自体が自信となり、前向きな人生を送る会での土台になってくれるかもしれません。
トライアンドエラーが豊かな人生の秘訣です。

8.楽しむ

若さや美しさは、前向きに人生を楽しんだ結果

歳をとれば白髪が増え、肌にはシワやシミが増えて体力も低下するのは自然なことです。

でも、自分ではどうしようもないことを必要以上に嘆いたり、抵抗しようとする生き方は「ありのままの自分を受け入れる」受容力が小さく、自分を認めてポジティブな生き方とは真逆になってしまいますよね。

現状の自分を受け入れ、認めた上で仕事や家庭生活、趣味などを楽しみ、自分自身を好きになることができれば、精神面は充実度を増し、生き生きと若々しく元気でいられるのではないでしょうか。
精神的な充実が見た目の若々しさに大きく影響することは明らかです。

「若々しさ」や「美しさ」は目標にするべきものではなく、前向きな人生を「楽しんだ結果」として得られるものなのかもしれません。

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