体質別・腸に効く食材
https://placenta-club.jp/2019/05/28/post-780/
■「補」の人
エネルギーの源である気と血が不足している「虚弱」タイプ
特に疲れやすい、元気がない、やる気がないといった症状がある人は、気が不足している「気虚」という状態。
腸が動かないため、排便の力が足りません。
体質に合った食材で消化吸収力を上げながら、排便を促進します。
顔色が悪い、皮膚や髪にツヤがないなどの症状がある人は、血が不足している「血虚」という状態。
津液(水分や体液)も不足しているので、便の水分量が足りず、スムーズに出ないことがあります。腸に潤いを補給しながら便通を促します。
気と血、両方を補うためには、下記に挙げた食材のほかに、さつまいも、豆腐、トマト、豚肉などがおすすめ。生活習慣では、夕食を早めに摂って胃腸への負担を軽くし、睡眠を十分にとりましょう。
また、朝食を摂ってその日の活力を養うことも大事です。
気虚の人に四君子湯(シクンシトウ)
消化・吸収の能力を上げ、気血の生成を促します。
血虚の人に四物湯(シモツトウ)
血を補い、貧血や肌の乾燥、くすみ、冷えなどを改善します。
・ピーナッツ
気を補う働きがあり、良質の油を豊富に含んでいるため、エネルギー補給にも効果的です。
・アボカド
「生命の源」と呼ばれるほど栄養価の高いフルーツで、漢方的にも気を補う効果があります。
●血を補う食材
・松の実
栄養が豊富で、血を補い、貧血の改善にも役立ちます。腸をうるおし、便通をよくします。体力がない人に効果的。
・アーモンド
漢方でいう血を補う食材です。栄養を補給し、血液のめぐりをよくして、腸の働きを高めます。
・ほうれん草
漢方では、血を補い、腸をうるおして、便通をよくする食材として知られています。
・ごま
中国では古くから滋養強壮の食材として知られており、補血の作用があります。便秘の改善にも有効です。
■「捨」の人
体に余分なものをため込みやすい体質
体のなかに熱や水分など、いろいろなものをため込んでいる「過剰」な体質です。
気・血・津液(水)は体にとって大事なものですが、過剰にたまると太りやすく、むくみ、のぼせなどの不調も出てきます。
特に熱がたまる状態を「熱秘」といい、腸内が乾いて、便秘の原因になります。
熱を冷ます食材を摂ることで便通を促し、体内の余分なものを排泄しましょう。
下記の食材のほかには、大根、もやし、わかめ、きゅうりなどを摂り入れると、体内の熱やつかえをとることができます。
食事は、野菜を中心とした消化のいいものを、腹八分目に摂るよう心がけましょう。
間食は控えて、1日に1回はおなかが空っぽの時間を作ることが、ため込みの改善になります。散歩やストレッチなどの適度な運動もおすすめ。
調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)
熱、口や舌の乾き、腹部の張りなどがある便秘を改善します。
体内にこもった余分な熱を冷まし、体をうるおす働きがあります。
食物繊維が多く、便秘を解消します。
・ごぼう
解熱、解毒作用があり、漢方では種が薬用としても利用されています。
腸内のつかえをとって、便通をよくします。
・レタス
体内の余分な熱をとって便通をよくするほか、水分の代謝をよく
・たけのこ
体内の余分な熱を冷まし、便通を改善します。
尿の出をよくして、むくみを解消する働きもあります。
・パイナップル
消化の機能を高める働きがあるため、食べ過ぎによる便秘にも効果的。
体内の熱をとり、便通をよくします。
・小松菜
熱を冷まし、腸をうるおす働きがあります。
食物繊維が豊富で、優れた解毒作用をもちます。
■「「流」の人
体の中の流れが悪く、滞っている体質
気・血・津液(水)の量はちょうどいいのですが、体内での流れが悪くなっている「停滞」体質です。
腸などの消化器官の流れも悪くなり、便がつかえて便秘になります。
血流の滞りは、肌にも影響を及ぼし、乾燥したり、顔色もくすみがちです。
体質に合った食材を摂って、滞っている気・血・津をサラサラと流しましょう。
下記の食材のほかに、チンゲン菜、香りのよい野菜(春菊、セロリ、パセリ、ハーブ類)、あさり、青背魚なども、流れをよくします。
生活面では、呼吸が浅くなっていないか意識してみましょう。入浴中、寝る前、起床後、歩いているときなどに、腹式呼吸をして気のめぐりをよくします。
散歩やストレッチなどの適度な運動もおすすめです。下半身を冷やさないようにすることも大事。
四逆散(シギャクサン)
体内の気を巡らせ、血流や水分代謝をよくし、便秘などを解消します。
皮ごと食べる果物で、香りがよく、薬効が豊富。生の出回る時期が短いため、シロップ漬けもあります。
・ひまわりの種
良質の油を豊富に含み、香りがよく、血行を改善して、消化機能を高めます。少量摂ればいいでしょう。
・グレープフルーツ
かんきつ類特有のさわやかでみずみずしい香りが、体内の気をめぐらせて、腸の機能を高めます。
・ジャスミン茶
生薬としても用いられるジャスミンの花には、上品で甘い香りがあり、体内の気をめぐらせます。
・青じそ
香り高い薬味野菜のひとつで、その香りの成分に、気と血の流れをよくする効果があり、腸の機能を高めます。
・玉ねぎ
気と血をよくめぐらせて、消化をよくし、便秘を改善します。血行を促進し、体を温める働きもあります。
■「調」の人
心身や内臓機能のバランスが不安定なタイプ
心身のバランス、内臓機能のバランス、ホルモンのバランスなどが乱れて「不均衡(アンバランス)」になっている体質です。
ストレスが多く、生活が不規則な現代人に多いタイプです。
疲労や倦怠感、手足の冷え、不眠など、いろいろな不調が現れます。
腸が冷えているため、ぜん動運動が低下し、下痢をすることも便秘になることもあります。腸を温めることで、腸の機能と便通の両方を改善します。
下記の食材のほか黒豆、山いも、鮭、えび、鶏肉、ブルーベリーなどを取り入れるのもいいでしょう。
生活面では、まず規則正しく暮らすことを心がけます。それが、無意識のレベルでストレスの解消につながり、自然に心身のバランスが整ってきます。
食事はよくかんで、ゆっくり食べること。体を冷やさないようにし、睡眠を十分とることも大切です。
八味地黄丸(ハチミジオウガン)
疲れ、手足の冷え、ほてりなどを改善し、全身のバランスを整えます。
薬効が高い食材で、腎機能を高め、体を温め、良質な油分が腸をうるおして、便通をよくします。
・マッシュルーム
食物繊維が豊富で、腸の動きをよくして、便秘を改善します。
・ナツメグ
体を温める働きがあります。
特に腸を温める作用に優れているため、便秘と下痢の両方に効果があります。
・にら
体を温める作用があり、冷え症を改善。
代謝をアップして、便通をスムーズにします。
・ブロッコリー
胃腸を丈夫にし、腎機能を高めて、虚弱体質を改善する働きがあります。
・栗
胃や腸の働きを高め、消化・吸収をよくして、気・血を補います。
また、血のめぐりをよくして体を温め、丈夫にします。
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