東洋医学の知恵で腸を健康に!腸を鍛える漢方快腸術 vol.1

東洋医学の知恵で腸を健康に!腸を鍛える漢方快腸術 vol.1

腸の働きを整え、五臓のバランスをよくして体質改善をする

■漢方で考える「腸」とは、生命エネルギーを生み出す機能のひとつ

漢方では、体を「五臓」という大きな5つの機能に分けて考えています。「腸」はそのなかの「脾」に含まれていて、食べたものを消化・吸収し、さらに、「気」や「血」を作り出すという大事な役目を担っています。
気とは、元気、やる気などといわれるように生命エネルギーそのもの、「血」は血液や栄養を意味します。どちらも体内にちょうどいいボリュームで存在していて、かつ、スムーズに流れている状態が健康です。

漢方の場合、腸の機能が弱ったり、便秘になったりするのは、その人の体質によって原因が異なるとされています。
ため込みやすい体質の人は、腸内に熱がこもって便秘になりますし、気の流れが悪い人は、腸に便がつかえて出ないこともあります。
まずは、自分の体質を知り、自分に合った食材を摂り入れることで、腸を整えましょう。

■自分の体質に合った食材を摂ることで機能をアップ

現代人は、「補(ほ)・捨(しゅ)・流(りゅう)・調(ちょう)」という4つの体質に分かれます。

「補」は体内で必要な何かが不足しているタイプ、「捨」は余分なものがたまっているタイプ、「流」は量ではなく流れが滞っているタイプ、「調」はバランスが悪いタイプです。
生まれつきの体質もありますが、そのときに置かれている環境、年齢、季節などによって変化します。

もし可能なら自分の体質に合ったものを中心に食べるのが最も効果的。ただし、ひとつの食材にこだわり過ぎると、それもまたバランスが崩れるので、ちょっと意識して摂るくらいが理想的です。

●あなたのタイプは? 体質チェックしてみよう

●疲れやすい

A□食欲不振、胃のもたれ、消化不良、立ちくらみ、息切れなどがあり、動きたくない
B□重だるい倦怠感がある。頭がぼんやりしたり、食欲がなくなったり、むくみをともなったりする
C□急に疲れることが多い。やる気の減退、イライラ、ゆううつ感をともないやすい。回復も早い
D□活力が湧かず、知覚が鈍り、元気がない。冷えをともなうこともある

●太りやすい

A□代謝機能が低下し、余分な脂肪がつきやすい。ちょっと食べ過ぎると、すぐに体重が増加する
B□体が重だるい。つい食べ過ぎる。過剰なものが体内に残りやすい。水太りすることもある
C□腹部の膨満感がある。イライラしてストレス太りする。流れが悪い感じがある
D□太った部分を触ると冷たい。ときどき過食する

●お通じの悩みがある

A□食後すぐに便意をもよおす。便は泥状や水様、または、出始めはかためで、あとからやわらかくなる。排便しにくいこともある
B□便がかたく、おなかの張りもある。便の量が少ないこともある。ガスのにおいが気になることもある
C□すっきり排便できず、切れ切れの細い便になる。ストレスや緊張で下痢をすることがある。ガスが多い。生理前に便秘が悪化する
D□朝から数回、軟便や下痢がある。便秘だと思うと、うさぎのフンのようなコロコロした便が出る

●冷えやすい

A□手足、太ももの内側、下腹部などが冷える
B□冷えに、むくみや尿量の減少をともなう。夏のクーラーや冬の寒さが苦手
C□手足の末端が冷える。あるいは、冷えのぼせがある
D□寒がりで厚着や暖房を好む。特に腰から下が冷えて、トイレが近い

●むくみやすい

A□下半身がむくみやすい。多汗や手足のしびれをともなうこともある
B□重だるいむくみがある。だるさをともなう
C□軽度のむくみをくり返す
D□主に下半身がむくむ。冷えや排便異常をともないやすい

●肌の悩みがある

A□肌につやがなく、乾燥やくすみがある。疲れるとシミが濃くなりやすい
B□肌が脂症で、赤くなりやすく、毛穴が目立つ。シミが濃い
C□目の下にクマや色素沈着がある。ニキビ跡がある。ストレスでシミが目立つことがある
D□顔色がよくなく、髪質や髪の量の衰退も気になる。老けて見られることもある

●肩がこりやすい

A□肩はこるが、触るとやわらかい。あるいは筋張っている
B□むくみをともなうような肩コリがある。吐き気がすることもある
C□肩がかたく、もまれると痛い
D□肩のこっている部分がカチカチにかたい。もまれると一時的に楽になる

●頭痛が起こりやすい

A□頭がシクシク痛む。疲れによって悪化する
B□頭痛に吐き気をともなうことが多い
C□刺すように頭が痛む。脈打つように痛むこともある
D□頭がガンガン痛む。割れるように痛むこともある

合計チェック数は?
Aの多い人 補
虚弱体質で、不足しているタイプ

Bの多い人 捨
過剰体質で、ため込むタイプ

Cの多い人 流
停滞体質で、ドロドロなタイプ

Dの多い人 調
不均衡体質で、アンバランスなタイプ

自分の体質に合った食材を摂り入れて、腸の機能を改善!
次回は「体質別 腸に効く食材」をご紹介します!

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