●今や誰もが知っている、3つの美容成分
和食の調理にはかかせない「こんぶ」。
ここ十数年であっというまに広まり、知名度の高い美容成分「プラセンタ」「コエンザイム」「ヒアルロン酸」。
業界全体で1兆円を越すほど成長しているサプリメント市場の中でも、多くのシェアを占めているのが美容サプリやアンチエイジングサプリです。
どこまでをアンチエイジングと分類するかは難しいところですが、成分素材としてこの3種の神器の売り上げが増えているのは間違いありません。
特にプラセンタの伸び率は高く、今後も発展しそうな勢いを持っています。
結局どの成分が効果的?
●体の中から元気にしたい
体内での効果が高いのはプラセンタかコエンザイム。
コエンザイムは元から体内にある成分が不足してきたときに補うことで、美容をはじめとする様々な良い効果が期待できます。
一方プラセンタは、豊富な栄養素を取り込めるという点がコエンザイムと違っている部分になります。
免疫活性化やホルモンバランスの改善、アレルギー症状の体質改善においてはプラセンタの方に軍杯が上がると言っていいでしょう。
肌のターンオーバー促進という機能からも、皮膚を健やかに保ちたい場合にはプラセンタがおすすめです。
●シワの改善をしたい
これはやっぱりヒアルロン酸注射がいちばん即効性がありますね。
でも注射は高いし、不安という場合には化粧品などを使うのが良いかもしれません。
その場合は、どちらかというと新陳代謝を促してくれるプラセンタの方が効果を感じやすい人が多いようです。
選ぶときのポイントは、きちんとしたプラセンタが適量入っているか、効果を高められるようなビタミンなどの栄養素が同時に入っているかどうかです。
●健康的な肌をめざしたい
肌も体の一部なので、体が健康であれば自動的に肌のツヤもよくなってきます。
そういう意味ではコエンザイムが良さそうなのですが、化粧品で比較するならターンオーバーを促進して体の内側から徐々に美しさをつくるプラセンタが目的にかなっています。
●どう使い分ける?
化粧品の場合、保水を狙うなら何よりもヒアルロン酸がよいですし、肌の修復を求めるならプラセンタ、元からある自分の肌の機能を蘇らせたいならコエンザイムかプラセンタという役割で選ぶとよいでしょう。
飲み忘れることもなく、毎日少しの量で体の中から若返るのが嬉しい、と感じられるタイプの人ならサプリメントの方がお手軽かもしれません。
飲むのであればプラセンタかコエンザイム。
栄養素が多くてターンオーバーという強力な効果を持っているプラセンタは、飲み続けることでの効果は他のものよりも高いと推測できます。
コエンザイムもまだまだ未知なる働きを秘めていますので、体の生命力の元となると考えると期待できますね。
●サプリのコスパで比べると?
毎日飲むものだし、続けなければ意味がないのがサプリメント。
ただし、安いと嬉しいのですが、悪質なものでは困ります。
美容成分が多い割に3種の神器の成分量が少ないといったタイプのものもありますので、まずは自分が必要としている成分がたくさん入っていて、それにちょっと他の美容成分や栄養素が入っている化粧品やサプリなら安心ですね。
そして、アンチエイジングとしての機能に優れていると思われるのは、やはりプラセンタかコエンザイムのサプリメント。1,000円以内で買えるものから1万円以上するものまで様々ありますので、まずは自分がいちばん必要としている効果を得られるかじっくりと成分を確認し、値段との釣り合いで決めてみましょう。
名前だけで、有効成分はほんのちょっぴり!というサプリも多いですよ。
手頃な値段で良質なものを簡単に調べて買える時代です。それぞれの機能や違いを知った上で、自分にいちばんあった商品を選んでくださいね。