プラセンタの美白効果とは!?

プラセンタの美白効果とは!?

●そもそもシミって何

プラセンタの効用のなかに美白作用があるのはよく知られていますね。
そのメカニズムはというと、

皮膚は外側の表皮と内側の真皮の二層に大別できます。
表皮の最も内側には基底細胞の層があり、これに囲まれる形で色素細胞が存在しています。
この色素細胞からは、樹状の突起が出ていて、日焼けなどが原因で肌に炎症が起こると、四方に枝葉を伸ばしはじめます。
そして、周囲の細胞の中にメラニン色素を多量に含んだ「メラニン顆粒」と呼ばれる物質が入りはじめるのです。

日焼けをすると肌が黒くなるのは、このメラニン色素が急激に増加するため。
つまり、メラニン色素は肌を黒くすることで、日差しの中の紫外線が体内に入らないように守る役目を果たしているといえます。

メラニン色素は目的を終えると、皮膚の外側に押し出され、剥がれていきます。ところが、これがさまざまな理由で皮膚に止まってしまうと「シミ」になってしまうわけです。

では、なぜ剥がれ落ちるはずのメラニン色素が落ちずに残ってしまうのでしょう。

一つは、メラニン色素を出す色素細胞が暴走を始め、肌の炎症とは関係なく色素を作り出してしまうこと。

もう一つは、分泌されたメラニン顆粒が細胞にきちんと届かず、細胞と細胞の隙間に落ちてしまうことです。
この場合は通常のように剥がれ落ちるというわけにはいかず、なかなか取れなくなってしまいます。

というわけで、メラニン色素の過剰生産と排泄の低下が、シミの原因。

であれば、メラニン色素の生産を正常に戻し、排泄が速やかに行えればシミは解消できることになりますね。

●皮膚の新陳代謝を高める

プラセンタは以下の3つの理由で美白をもたらすと考えられています。

1.ターンオーバーの促進

皮膚の細胞は、基底層で分裂・生産されたあと、だんだん外側に変化してやがて剥がれ落ちます。
これをターンオーバーといいます。
通常のターンオーバーは約1ヶ月程度とされていますが、これは若い頃の話!
加齢とともに皮膚の交代はどんどん遅くなり、ターンオーバーに要する日数も増えていきます。

シミが取れにくくなったり、増えてしまうのはそのため。

プラセンタは細胞の新陳代謝を活発化し、ターンオーバーに要する日数を若い頃に近づけてくれるといわれています。

そのためメラニン色素も早く排泄することが可能というわけです。

2.チロシナーゼ酵素の働きを阻害する

メラニン色素は、「チロシン」というアミノ酸に「チロシナーゼ」という酵素が作用することで生産されます。

そのため、メラニン色素の生産を抑えるためにはチロシンの量を減らすか、チロシナーゼの働きを抑えればよいということになります。
ですが、チロシンは体にとって不可欠なものですし、食事から絶えず摂取されるため、量を減らすことには無理があります。

一方、チロシナーゼの働きを抑えることは可能で、プラセンタにはこの酵素を抑える働きがあるとされています。

3.活性酸素の除去&抗炎症効果

紫外線を浴びると皮膚の内側に多量の活性酸素が生じて、体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、その一つが、メラニン色素の生産増加。

この活性酸素を取り除くことでメラニン色素の過剰な生産を抑えられます。

プラセンタエキスは皮膚の炎症を抑える働きがあるため、不必要なメラニン色素の生産を抑えることにつながるというわけです。

プラセンタの効用は、シミやくすみの予防になるだけでなく、肌全体を白く保つ美白作用があることがおわかりいただけましたでしょうか。

●副作用もなく美白効果も高い

プラセンタ製剤の大手メーカーの実験によると、
人に最も近いといわれるブタの皮膚を用いて、真皮を剥がし、特別な培養液につけてメラニン顆粒の生成の有無を調べたところ、通常の培養液ではメラニン顆粒の合成が大量に進みましたが、プラセンタ溶液につけた表皮細胞では、メラニン顆粒の合成が極度に低下することが確認できたということです。

肝炎の目的でプラセンタ療法を取り入れた人が、プラセンタを使用するうちにシミやくすみがなくなったという話も聞いたことがあります。

現在プラセンタ製品はさまざまな会社から発売されていて、商品も多種多様ですが、安全な胎盤の供給源は限られていますので、信用の置けるメーカーと製品を選ぶことが大切です。

副作用もほとんどなく、美白効果&健康維持にも役立つプラセンタをぜひ毎日の暮らしに取り入れたいですね。

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