●できてからでは遅すぎる!老け顔は先手で予防
目元、口元は老化が見えやすいところ。
とくにほうれい線が目立つようになると、一気に老け顔に見えてしまいます。
●なぜ、むくむ? なぜ、たるむ?
一度、ほうれい線が深く刻まれると、何もなかったことにするのは困難です。
とりかえしが付かなくなる前に、ほうれい線の予防に取り組みましょう。
ほうれい線はシワではありません。
年齢による顔のたるみがほうれい線の正体です。
そして、たるみを引き起こすのはむくみ。
むくみとは、皮下組織の脂肪層に水分がたまって膨張している状態を指します。
そのむくみの重さが真皮や皮下組織を下にひっぱるようになり、たるみになるのです。
むくみ→たるみの状態が長年続くと、深いほうれい線が現れて消えなくなります。
こうなると、ちょっとやそっとのことでは改善できません。
ほうれい線が目立たないうちに、むくみ、たるみを抑える予防習慣を心がけましょう。
●入浴、ストレッチ、マッサージで脚のむくみを回避
むくみを防ぐには、カラダを冷やさないことが第一。血液や水分を十分に巡らせて、老廃物が溜まらないようにするために「温活」を意識して実践しましょう。
とくに足先とふくらはぎ、下半身の冷え防止が重要です。
できるだけ階段を使うなど昼間の運動量を増やすこと、シャワーだけで済ませないで湯船につかって入浴すること、簡単なストレッチを行うこともおすすめ。お風呂上がりに脚全体をマッサージすることも効果的です。
カラダを温めるには、筋肉の力が大きいことを忘れないでください。血流アップを常に意識して動きましょう。
やってはいけないこともあります。
お酒の飲み過ぎは避けましょう。確実にむくみます。睡眠不足もいけません。塩分摂りすぎもよくありません。
●水分の摂り方を見直して、肌老化をストップ
カラダを冷やす原因の一つとなっているのが、冷たい飲み物の飲み過ぎ。冷たいものは体を内側から冷やすため、血行が悪くなります。
肌のくすみのほか、シミ、シワの原因になることもあります。美容にいいとされているミネラルウォーターも同様です。
特に飲み過ぎは禁物。腎臓で水分を処理しきれず、体のむくみの原因になってしまうことも。外国産の硬度の高いミネラルウォーターの場合はなおさらです。
肌のためには、できるだけ温かいものをゆっくりと飲む習慣をつけましょう。
●エイジングケア化粧品でほうれい線予防のダメ押し
ほうれい線を消すのは難しくても、進行を遅らせることは可能です。これ以上ほうれい線が深くならないように、エイジングケア化粧品を上手に使うことも有効です。
たとえば保湿力を補う成分、プラセンタやセラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどが配合されたエイジングケア化粧品の中から、自分に合ったものを見つけて肌の若々しさを保つことができれば嬉しいですね。