●シミ、シワ、たるみは光老化がつくる
肌の老化は、加齢による自然老化が2割、
紫外線などの太陽光線による光老化(ひかりろうか)が8割と言われています。
歳をとるだけで老化するのではなかったのですね…(汗
●毎日浴びている太陽の光が老化の原因だったなんて!
夏の日差しで日焼けしたくない!
美白肌でいたい!だから、日焼け止めで肌を守るのは一般的です。
でも、紫外線は肌を黒くしてしまうだけではありません。肌を老いさせてしまう一番の原因なのです。
紫外線によって肌が黒くなるのは、メラニン色素が過剰生産されるため。紫外線がメラニンをつくる細胞メラノサイトを活性化してしまうからです。
さらに紫外線は、肌の奥まで達し、ハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、長い年月の間にはそれを変形させてしまいます。
そうなると、シワ、シミ、たるみと、時間の経過とともに肌の老化がどんどん進行していくことになります。
もちろん、加齢による肌のバリア機能の衰えやターンオーバーの乱れも加わり、より一層肌は老いていきます。
●一年を通しての紫外線対策を地道に続けて光老化を予防
夏だけではなく、一年中紫外線をなるべく避けなければならないことがおわかりですね。
外出する時はUVカット効果がある化粧品をつけることを習慣にしましょう。
普段はSPF15以上、PA+以上のもので十分ですが、長く外にいる時、海や山に行く時、炎天下でスポーツをする時などは、さらにUVカット効果の高いものを選んでください。
また、顔だけでなく肌が露出している手や腕などもしっかりケアする、皮膚が薄い目元を守るためにサングラスをかける、帽子をかぶる、日傘をさす、なども有効な対策です。習慣にしてみたらいかがでしょうか。
●肌のバリア機能を低下させない日常のケアも
紫外線の影響をできるだけ受けないように、肌のバリア機能が低下しないようにするのも大切です。
洗顔時は肌を傷つけないようにゴシゴシこすらない、洗顔したらすぐに保湿力のある化粧水や乳液をつける、など毎日の正しいスキンケアをしていれば、光老化を最小限に抑えることができます。
もちろん、バランスの良い食事、適度な運動、質の高い睡眠、ストレスのない生活が肌の健康には必要です。