キーワードは「ビタミンC誘導体」

キーワードは「ビタミンC誘導体」

キーワードは「ビタミンC誘導体」

肌のうるおいの決め手は水分。でも肌の水分のもとになるのは、体の奥からたえず上がってくる水分であり、化粧水などの外からの水分がそのまま肌の水分になるわけではありません。
外からの水分は時間が経てば蒸発しまうし、蒸発するときに水分を奪ってしまうこともあります。
化粧水は使用感がよいので、つけた直後は「うるおった気分」になりますが、過度の期待は禁物です。ただし、「ビタミンC誘導体」のように化粧品に入れると安定性のよい成分を含むものなら、保湿以外の効果も期待できるのでおすすめです。

化粧水選びのポイントは、どんな有効成分が入っているかきちんと確かめること。保湿成分や美白成分、エイジングケアが期待できる抗酸化成分などがあります。美白化粧品に含まれる各種成分もおすすめですが、あらゆる肌悩みに対応できるのが「ビタミンC誘導体」というわけです。

●化粧水成分のチェックポイント

1.ビタミンC誘導体
抗酸化作用のあるビタミンCを浸透しやすくしたもの。シミ、シワのほか、毛穴のたるみやニキビなど、さまざまな肌トラブルの軽減が期待できます。
<表示成分名>
・リン酸バルミチン酸アスコルビル3Na(APPS、またはアプレシエ)
・リン酸アスコルビル酸Na(APS)
・リン酸アスコルビルMg(APM)
・テトラヘキシルデカン酸
・アスコルビル(VCIP) など

2.各種美白成分
・ビタミンC(アスコルビル酸) ・カモミラET
・甘草エキス ・リノール酸S ・トラネキサム酸
・エラグ酸 ・t-シクロアミノ酸誘導体 ・ルシノール
・プラセンタエキス ・ハイドロキノン など

3.保湿成分

・セラミド ・コラーゲン ・ヒアルロン酸
・プラセンタエキス ・天然保湿因子(NMF) など

●化粧水はこすらず一気につける

できれば化粧水は手にとってつけるのがポイントです。スキンケア用に色々なコットンが市販されていますが、コットンを使うと、繊維が刺激になって肌に小さな傷がついてしまうこともあります。ゴシゴシコットンでこするのはもってのほか!もしコットンを使うなら、化粧水をたっぷり含ませてやさしくパッティングする程度に留めた方がよさそうです。

面積の広い頰やひたいは手のひらや指の腹で押さえるように、デリケートで細かい目もとや口もとは指先でやさしくなじませましょう。

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